天野 光章 (全盲視覚障害者) 30代 兵庫県在住


●パソコンとの出会いについて。
わたしがパソコンに出会ったのは、もうかなり前で学生のころでした。当時は88シリーズとかとみんなが、行っていたように思います。
あまりそのときわたしは、みんなが言うほど興味を持たなかったので、しゅういちどのパソコンの授業が、苦痛でした。大きな机の半分ぐらいを、本体とそれに関連する周辺機器が、占領して、ただ、そのときの印象は、これを家に置くのは大変だなあと、思いました。しかし本当の意味でのわたしにとっての、パソコンとの出会いは、最近パソコンを、購入し、家に届いてからなのかもしれませんね。いざはじめてみると、パソコンは置くが深いことに気づきました。
あぁぁ、あの学生のとき、もっとまじめに勉強しておけばよかったと。以前からパソコンをやってみないかと、勧めてくださった先輩の大川さんに、コンピューターとはどんなものか、パソコンのさまざまな、設定など、いろいろととても詳しく教えていただき、もっと早く始めておけばと興味を持つように、なりました。

●パソコンの利用方法について。
まだパソコンを始めて、2ヶ月ほどなので、いまは、やっぱりメールと、インターネットが主です。
これから少しずつ、いろんなことができるように勉強し、活用範囲を、広げていきたいと、考えています。

●パソコンと出会ってどのように生活が、変わったかといえばそうですね少し意味が違いますが、初めて子犬を家で、買い始めたような感じですかねぇ。(笑い)
特に変わったことは親子関係、そして友達との仲が、以前よりもよくなりました。
たかがメールぐらいでと、わたしは思っていたのですがやり取りをするうちに、普段なかなかいえないようなことや、人の気持ちの大切さを改めて感じました。パソコンはボタン操作ひとつで、文章を書けるところがいいですね。ほかにも、上げれば限がないので、この辺にしておきますが、とにかく便利なものがうちに来て、毎日が楽しくなりました。

●今後どんなことがしたいかと言いますと、まだ、パソコンのことがわからないので、あくまでも希望ですが、ようふくのコーディネートを音声ガイドして繰れたらと、思います。実際自分を含め視覚障害者は毎日のことですが、いろいろと、苦労していると、思います。
カメラをパソコンに、セットしておきあらかじめ自分の服を、登録しわからなくなったときに、カメラに移し、この服は何々と合うなどと説明してもらえれば、非常に助かりますね。(朝寝坊したときなど、あわてずにすみますし)いま一番やりたいこと思いつくことはそんなところです。

●トライインハートに望むことについて。
先輩自身、お仕事の合間を縫ってされているので、あまり無理はいえませんが、できればまた、講習会を開いていただきたいです。なぜならば、自分自身、パソコンに興味を持ち、説明書や、関連する本、サポートセンターを使ってみたのですがいまいちよくわからず実際に、そばで教えていただいたとき、本当によくわかったからです。そして学んだことを、わからない人に教えてあげれたら、また、これもうれしいことと、思います。



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